こんなことを考えながら暮らしています。

小学三年生の娘、2歳の双子男児の育児や、日々感じたことを綴っていきます。

フリースクール 不登校の娘が平日過ごす場所

小学三年生の長女は、今は小学校には通わず、平日は週3日市内のフリースクール に通っています。

とても穏やかで温かい先生方と個性豊かな友達と、生き生き過ごしているようです。

娘が通うフリースクールでは、午前中は勉強したい子は勉強したり、それぞれが思い思いの時間を過ごします。お昼は先生や料理したい子が参加して作った手作りのお昼ご飯を食べます。(幸い、私たちが住んでいる街では、新型コロナウイルスの感染がほとんどないため、この活動が続けられています。今後は、どうなるでしょうか。。。)午後は、その日のテーマをみんなで取り組みます。ワークショップだったり、物づくりだったり、いろいろです。だいたい週に一日は外遊びのプログラムが用意されています。

娘が学校へ行きたくない!と訴えてから、親の私もいろいろと学びました。不登校になると、まず原因探しが始まるのですが、長女の場合は、結局よくわかりません。複数の要素が複雑に積み重なって、学校へ行きたくないのだと思います。どちらかというと、個性的な子なので、学校という枠組みに押し込められるのが、息苦しくてしょうがないような感じがしました。聴覚過敏の傾向もあるようで、学校の教室では人数が多すぎてうるさく感じているようでした。

私も夫も、学校嫌いの子どもだったので、学校に対してネガティブなことを子どもの前で話していたことも、少なからず影響はあったと思います。娘が不登校になる前から、堀江貴文さんの「すべての教育は「洗脳」である〜21世紀の脱・教育論〜」なんかを面白く読んでいたくらいです。新聞でフリースクールの記事が取り上げられていると、無意識的に興味深く読んでいたので、そういう場所があることは、以前から知っていました。

こんな親でも、娘が学校へ行きたくない!と訴えると、とてもびっくりしたし、数週間は無理矢理行かせようとしました。あらためて、現在所属している学校以外について調べると、残念ながら小学校の間は地域の公立校以外はほとんど選択肢がないことを知りました。フリースクールも地域の小学校に所属した上での通学になります。それでも、市内には数カ所、意欲的に運営しているフリースクールがあったのはとても幸いなことでした。

無理矢理、小学校への登校を促しても無駄だと感じた私は、市が運営している適応指導教室フリースクール数カ所を調べ、娘や夫と見学に行きました。娘が目を輝かせて、「ここに行きたい!」と言ったフリースクールに出会えたので、今も通っています。

このままフリースクールにだけ通い続けて、将来はどうなるのだろうか、という不安がないわけではありません。でも、子どもの将来を心配するのは、たとえ小学校に通っていたとしてもあるでしょうし、私個人としても、フリースクールの先生や子どもたちが生き生きとしているので、どうしてもフリースクールが魅力的に映ります。

娘はどう感じているのでしょうか?小学校へ行ってないという生き方に内心葛藤もあるように感じます。平日の昼間、フリースクールへ行く以外は外に出たがりませんし、近所の子どもたちの下校時間は気にしています。

きっと、親子共に葛藤は続くのかもしれませんが、学校へ行ってないからこそ、毎日が特別な一日に感じられるのかもしれません。今日もとても良い一日でした。娘もたくさん笑っていました。私もたくさん笑いました。だから、今はこんな感じでいこうと思います。